平成27年10月31日(土) |固定リンク
朝早くに目が覚めたので、いつもの箱根と反対に、秋深まるいろは坂をかけあがってきた。 今年はなにかの記念年で、東照宮は修復され、家康のご位牌が初披露と聞いてはいたが、宇都宮、日光、中宮の三つの二荒山にお参りする(といっても遥拝だけど)。奥日光から沼田へぬけ、駆け足の気分転換ドライブだった。オープンの良い所は、空気感がダイレクト、歩いているのとは違うがそのぶん風と急減な変化が刺激になる。来週は信州へ、新蕎麦と思っている。 毎月の京都撮影、これで最後のようだが、内覧会が重なった東博の兵馬俑展へ。晩には森美術館へ、村上隆展があまりの混雑に、同じ階で開催中のエジプト展に。以前から思っていることだが、早くに古墳の発掘を行い、可能性は低いかもしれないが、埋もれた新発見と、陵墓の確定をするべきだ。世界共通の遺産として、多くの国がその保存と成果を公開しているのに、まだ史跡、文化遺産とすら認めない宮内庁。仁徳陵は世界一の面積をほこっているし、世界遺産として登録の動きもあるときく。近代の遺物、国家神道の残影を引きずっているようにしか思えないし、近代のどさくさに、確たる根拠なく、だれそれの天皇陵とし、そのまま放置することは、これ以上許されないと思う。東博の兵馬俑展のあとに、新しくなった考古展示を拝見したが、ちょっとは美的観点があって、展示に工夫があり嬉しくなる。そして、中国、エジプト、そしてわが国と、権力者の残したものを比べれば、お国柄と言うものを語っているように思う。少なくともわが国は、経済大国と背伸びしても、あの古墳の武人や、家型埴輪なんだ。僕はほんとに尊いと思うし、万世一系の歴史をもっと深く、正確にすることが、大事なんだと思う。混乱しているからこそ、自分のたっている位置を確認したらいい。古墳発掘こそ、わが国には必要だと僕は確信し、秋の深まりを感じた10月末だった。
平成27年10月1日(木) |固定リンク
「目の眼」11月号、本日発売です。特集は「古丹波の謎に迫る」。他の大規模な古窯に比べあまりにも小規模な丹波焼がなぜ、八〇〇年以上にもわたって窯の火を絶やすこと無く続いてきたのか、実は専門家にも謎だとされています。魅力あふれる古丹波の名品とともに、六古窯で最も知られざる丹波焼の謎と最新の研究成果を併せて紹介します。 バックナンバー 平成30年
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