平成25年11月20日(水) |固定リンク
先月の香港につづき、マカオへ旅する。ちょうどマカオGPの最中で、市街地には特設のコースが作られ、香港からのフェリーターミナルに着くと予選が終わったところだった。三吉野さんから、「ラパ」というホテルだからとは聞いていたけど、ターミナル前は大混雑していたので、海沿いを歩いて行くことにする。しばらくすると、古めかしいホテルが見えてくる。彼は二十年通っていると言うのもうなずけた。あまり美味くない中華のあと、カジノ初体験。僕は初めて真剣な彼を見る。「あ これが本職なんだ」と直覚、何しろよく似合っていて、貫禄十分、彼の周りはすぐに人集ができる。僕はアキオに教えられながら、一番簡単なバカラを試す。自分でひきたいので、1000づつ置いてやっていたら、あっという間に底がつく。三吉野さん曰く「勝っても負けてもニコニコで」と言うが、三回続いたら不機嫌になる。やっぱりむいていないようだ。沢木さんの「寝台特急」に出てくる大中小は、数字が沢山並んでいて、試すことなく諦める。ブリッジも然り 一気に五人足し算ができないのだ。 マカオはラスベガスを凌ぐ世界一のカジノ都市。三十軒のカジノがあり、また建物も非常にユニークである。いまだポルトガル時代の名残があり、公文書はポルトガル語を使用しているという。石畳の世界遺産の教会など、東西の接点として、今は中国の富が集積しているようである。香港も然りなのだが、お金を観光客は中国人で、二十年くらい前の日本人のようだとタクシーの運転手が言っていた。中国事情にあかるくはないが、一国二制度はうまく機能しているように傍目ではみえる。これから日本が本格的に導入する「特区」の構想も、これくらい思い切ったことをやってみたらいいと思う。違いを恐れず、都市は都市の生き方があり、田舎は田舎の良さがあると思う。やはりキーワードは「多様性」で、硬直した官僚や財界と言われるかたがたが自ら変わって貰いたいものだ。
平成25年11月1日(金) |固定リンク
「目の眼」12月号、本日発売です。特集は「浄土」。 バックナンバー 平成30年
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