白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成25年1月18日(金)  |固定リンク

 

 「目の眼」の初仕事 東京国立博物館で開催中の「円空展」ほんとよかった。飛騨がひとつの国だと感じたし、その森のなかに佇んでいる数々の仏像……いや、やはり仏像というより神聖なる木が直立しているのだ。展示も浅見学芸員の気持ちが入っているのだろう、仁王像を中心に見せ所を考え、高さの妙があった。飛騨のお寺にあのままお戻りになって欲しい!「土偶展」も同じ会場ではあったが、見せ所はなかった。展示 大事だね。

 ちょっと考えて書こうと思 う。四月七日までと期間は長いが、なるべく早くかけつけて、五時閉館ギリギリに佇んで貰いたいと思う。


 


 





平成25年1月16日(水)  |固定リンク

 

 昨年の総選挙の結果が出てからひと月たった。僕には暗い年の瀬だった。比例票が3割しかないから、国民は自民を支持したわけではないというけど、明らかに国民は自民党に期待したのだ。原発事故で避難しているかたがたがいるのに「われらの暮らし」が大事なのである。「仕方がない」と思っているのがほとんどで、脱原発を明確にかかげた「未来」が伸びなかったのはその答えである。あんな事故が起きたのにである。僕には事故の後最初の選挙ということもあり、自身のこととして考えた。結果、無謀なことはしなかったが真剣に考えたのは事実である。

 国のかたち、あまりに過度に進んだ中央集権と、経済一辺倒の施策。もっと大事なことがあるんじゃないかと、考える人が多くいると思っていた。幻想だった。自ら変えるというより、昔に回帰する道を選んだ。民主党の負はあるけど、「コンクリートから人へ」など方向性はよかったアベノミクス、というらしいが株価があがり円安に、なんだか良いような空気が流れている。海外訪問、要人との会談や、積極的なマスコミへの対応などメッセージは多い。でも実際には何一つかわっていない。最大規模の公共事業 まだ懲りないのかと思う。無駄遣いしないなんていくら言っても、やる人は変わっていなんだ。積み上がってものをなかなか白紙にならない。きっともとの黙阿弥になる(と僕は思う)。

 だが、明治以来のシステムを変革するより、未来にツケを払ってでも「今」をどうするか?に力点がある。まったく無責任なことだ。米国との関係をダメにしたというが、安倍政権ですら米国は行方をみているのだ。彼らはこれ以上アジアを不安定にしてくれるな とメッセージを送っているのだ。だが、これから大事なアジア外交は大変だ。とくに中国。懲りない面々はむかしのことを蒸し返す。そして、高度経済成長を再び夢見る。せっかくこの大災害を機に自ら変わらねばどうする という(僕はそう思う)大事な時期に、僕はいまの政権に期待しない。船頭多し 二度目だから過去には学んでいるとは思うけど、参院までのことであろう。まあ僕は少数派ですから仕方なし しばらく黙っている。

 女正月がおわりいよいよ本格的な始動である。これは今年の僕の仕事。今日(これを書いている数時間後)解禁になるのでつぶやくことにするが、僕なりに次世代につないでいく作業をしようと思う。遷宮のように生まれ変われる日本でありたい。





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