白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成25年8月18日(日)  |固定リンク

  伊良湖からの朝日

 昨日は「目の眼」初のサイン会を横浜 有隣堂伊勢佐木町本店にて開催。手応えみたいなのは感じなかったけど、本屋さんへの認知活動は大事だと思う。一通りやることやってみて、考えたいと思う。来週の土曜日は神保町の東京堂にて予定しています。

 この夏は「根来」の図録に没頭している。より良いものにするため後半は文字校正進行だが、僕はひやひやしている。進行がぎりぎりだからである。納品は29日と決まっており、何事もなければいいのだが、世の中天災など思わぬことがおこる。どこまでリスクをとるのか?心の余裕は、かりにトラブルがおこっても知恵がでると思うし、「なにもおこらない」と前提にするのが僕は怖い。今日責了。

 最後の参加感は困った時の神頼み、とばかりに太神宮ゆかりの神社にお参りする。レクサスの岩田さんから「新しいIS乗ってくださいよ」との注文に応え、夜中出発して伊良子岬を目指す。ときどきこうした夜中のドライブが僕の気分転換、またお盆休みの空いている確率を計算するのも楽しみなものだ。朝五時に着いて日の出を拝む。太陽信仰が伊勢へ思いの大きな柱だったと思うが、大海人皇子はその名からして海神であり、神宮と大海とは切っても切り離せない。そんな名残が岬の佇まいや、三河湾には残っている。六時の船で神島に渡る。三島の「潮騒」の舞台として知られた島だが、いつも鳥羽へ渡るフェリーから眺めるだけでようやく念願を果たす。朝一の小さな船は釣り人ばかり、島には小さな神社が山の中腹にあり、お参り。港のベンチで熟睡する。

 伊良湖へ戻り岬の近くの伊良子神社へお参りする。ここは神宮と関係があるようで、ちょっと良かった。良かった というのは誤解を生む表現かもしれないが、人がいないというのはお参りするには大事なことだと思う。ひと月前に外宮のことを書いたが、神宮ブームで本家はダメである。僕は別宮の滝原の宮が一番だと思っているが、海と伊勢のことを感じるにはこちらにだな。海風を感じながら森の中にいる。かなりいい。旅の楽しみはこうした意外な発見だね。いい息抜きになる。

 最後にちょっと車のこと ISのハイブリッドはとてもよく出来た車だとは思う。外観の、カーブも嫌いではないし、ハンドルはよくきれる。シートも僕にはぴったりで、往復600kmもまったく問題ない。日本車はほんとに良くなっていると思う。ただ残念なのは音。加速減速したときのハイブリット特有の?あれはなんとかならないかな。LFAであれだけの音がつくれるのだから残念だ。レギュラーの燃費が良いのは嬉しいことだが、車好きはそこが大事なのだ。でもアルファでなくて良かったと思うのは、エアコンのきき シートから冷風が出てくるのには驚いた。これくらい暑いとイタ車はちょっと心配になる。


  伊良子神社の神馬
どきっとしたな〜


  伊良湖神社の玉石


  神島





平成25年8月2日(金)  |固定リンク

 

 今年の夏は暑い。いや「根来」に熱い。目を閉じても朱が浮かぶ。そんな思いで現在製作中の図録表紙が昨日あがってきた。大日本印刷のかた、表紙デザインの小池さん、みな驚愕している。わが「目の眼」から、展覧会場だけではなく一般書店でも販売予定なのだが、どうも編集部の反応が良くない。書籍 ではないという意味なのか。僕にはわからないが、売るためにあのバーコードが大きなスペースを陣取って、当然のこととしてやっている業界とは僕が温度差があるのだと思う。あの汚い、管理を優先し「入れないと扱いません」という。あれを見ていると、僕は車のナンバープレートを思い浮かべる。デザイナーが全身全霊で描いた画が、やっとのことでかたちになったものに、あの無機質なものが刻印される。僕には耐え難い。とくに日本のそれは最低で、欧米の国々はまだデザイン性を加味していると思う。信号機、道路標識、看板…公共のもののセンスの悪さが民間にも伝染してきたような、いまはとくにそんな感じがしている。

 そうしたなかで、一緒に仕事をしている MIHO MUSEUM のかたがたは理解がある。画一的な図録が制作される昨今、今回はいろんなことに挑戦したが、苦笑い?しながら許容してくださる。なかのもっと過激な同志は、「キャプションなんてやめてしまえ!お茶会に なになに って書いてあるか」だと言う。これ真理。結局、展覧会で残るものは図録で、資料として以上に読者に想像をかきたてるものにして、また時折読みものとして読んで貰るものとしたい。デザイン性との両立、そういう視点がもっとあってもいいと思う。

 展覧会は9月1日から滋賀県の MIHO MUSEUM で。桑原学芸員渾身の展示を僕も楽しみにしている。暗くてみえない?なに言ってんの 見えるっていることは視力とか明るさの問題じゃないよ。中世の明るさ いや暗さというのかもしれない。そんな空間がきっとできると思う。





平成25年8月1日(木)  |固定リンク

 

目の眼」9月号が発売されました。





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