白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成23年4月26日(火)

 これがLFA
 

 展覧会、残り二週間。日曜美術館以来多くのかたがたにご来館頂いております。土曜日には滋賀近美、高梨先生の講演がありました。すっかり日曜日と勘違いしていて拝聴できませんでした。先生ご免なさい。

 ロンドンから畏友の昭夫が来日。水曜日にレクサスの岩田さんと飲んでいるところに呼ぶ出して、土曜にLFAを交替で運転して清水まで行ってきた。横浜で朝粥を食べようと言っていたんだけど、横浜は近すぎて消化不良をおこしますよ、と岩田さんの提案で急遽末廣寿司に行くことに。朝電話したら若主人が出て、10:30!ん〜まあ取り合えず来て下さい!とのお言葉に甘えてほんとその時間に着いた。まだ仕込みの最中で迷惑なはなしなのだが、はがしに背トロ、アジ、ミル貝にトリ貝、穴子にはがしの鉄火などなど酒を飲めないのでさっと食べて店をでた。同行した三吉野くんが、今度はゆっくり酒を飲みながら百貫たべよう!そしてほんとの百貫デブになれる!と周囲を笑わせていた。

 LFA、限定500台で今後の生産予定がないという。日本の車もここまできたのかと感慨深いがちょっと残念なこと。F1から日本勢が去ってしまったように、確かに収益という面では難しいのであろうがそれを超えた「車文化」というものがあると思う。デザイナーの昭夫は、後ろからの存在感がすごい 前が普通だから残念 と彼らしい視点。中央道にはいり八王子までいきいきとしてドライブを楽しんだようだ。岩田さん 有り難うございました。次回は軽井沢???

 一昨日は前からの約束 イノシシと旬のホタルイカをしゃぶしゃぶにした。やっぱり富山から直送されたのは新鮮で内臓がはりさけずクリーミーだった。3パック あっという間になくなった。飯塚ママも満足のよう。彼女はイタリー料理の専門家 田川さんと朝まで飲んだらしい!元気だなあ〜。




平成23年4月25日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 最終回〜近江の路傍のお地蔵様〜》が掲載されました。





平成23年4月20日(水)

 展覧会もあって、地震以来はじめての出張から戻ってきた。京都では古都逍遙の撮影、四年目に入りました。世情厳しい折JR東海のかたがたに御礼を申し上げたい。今回は歌手のkumikoさん。初対面でしたが楽しい方でした。終了後京都国立近美に「クレー展」をご一緒する。桜が満開の京都なのに、平安神宮の前はがらがらでした。震災と原発で多くのところで被害がでているが、観光産業が大変だと思う。しばらくは海外からの観光客も期待できないだろう。関西は東京に比べてのんびりしているし、余震もないのだが、狭い島国全体がチェルノブイリになったしまったと感じる。

 大阪の戸田商店から再び京都へ戻り桜井さんと飲み歩く。かれは新しい骨董仲間 東京から斑唐津持参してくる。白い釉薬がたっぷりかかったなかなかのもの どこかで観たことがあるなと思ったら、やっぱり雅陶堂にあったやつだ。最近は煩悩ことダーさんとか物好きが増えてきた。次回は黄瀬戸で再会しようとわかれた。

 はじめて直島に行く。現代アートの聖地のような場所。星さんが来れなくなったので、副支配人の清水さんに案内して頂いた。地下美術館 モネの画一枚のために美術館を建てだけあって見応えあった。オランジュリーのように天候によってみえかたの違いが楽しめる。何度来てもいいだろう。ただ、ガラス(アクリルかもしれない)で画の全面を覆っているため、光の加減で反射して邪魔になる。日本の気候が影響しているんだろうか?海外の洋画の展示に比べて日本は神経質なんじゃないかな?ガラスがなかったら・・・また、撮影できないのもちょっと残念だった。フラッシュ使わなければオルセーだって自由なのに、ちゃんとした理由があるのならすみません。でも満足しました。ここで飲みたかったな〜。

 家プロジェクトほかベネッセが長年かけて芸術の輪を広げている。豊島、犬島と直島でこれからも楽しみな企画があるのだと思う。個人的にはモネと杉本さんの写真以外感性にあうものはなかったが、現代の文化を表現することは、非常に有意義な後世に残る仕事であろう。いろいろみて直島から加古川へ。

 妹がたまに個展をしているギャラリー天心で展覧会のことなどお話した。播州、吉備、丹波など、三田に我が家の墓があるのにこのあたりは不案内。知られていないかくれ里を探して歩こうと思う。充実した四日でした。


 
 

 車道楽 涌井さんから送られてきました。僕も貼ろうと思う。加須は町ごと被災者を引き受けた町。つくば市のように誤解を受けるようなことせず,温かく迎えられているのがこのステッカーからも感じられる。涌井さんは加須の観光大使でもある。ミッテミリアのとき東北の方々は温かかった。少しでもできることをしていきたい。




平成23年4月18日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 第55回〜“かくれ里”に佇む石造美術〜》が掲載されました。





平成23年4月12日(火)

 
 

 今日から「白洲展」後半戦。日曜美術館とBSハイビジョンなどの成果で、先週から急激に来館者が伸びた。有料入場者は八割を超えて、図録も増刷。ひとまず安心した。

 昨日は三井の川瀬さんを幹事に合田さん、後藤さん、岡崎さん、そして潮田さんという経済界の数寄者が集まって宴会。宴会と言っても、各自が酒器を持ち寄りただ呑むだけなのだが、こうした先輩がいることは心強い。粉引きと井戸の徳利。鼠志野の茶碗にビールを注いでのむ潮田さん、これがなんとも美味そうで、そのあと焼酎ロックでのませて頂く。鼠色とこげた黒、それに赤がきらっとしてきてたまらない。四合瓶入ってしまう粉引き 土は真っ黒で肌もとろとろ こんなのあるんだね。お酒と焼酎と交互にのむ。こればかりじゃない 粉引きの耳杯に高台が面白い李朝の堅手は御本手の赤がまじる。虫歯に似た無地唐津まであるんだからこたえたれない。僕の世代にはあまり仲間がいない。茂木さんを引きづりこみたいのだがね、紙コップや皿で宴会しているんだから無理かもしれない。

 あっという間の三時間でした。あまりに楽しいので写真を撮るのを忘れてしまった。最近買った観音様の神像に庭に咲いた八重桜を活けた。やっぱり桜と葉は一緒じゃないとしっくりきませんね〜。




平成23年4月11日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 第54回〜彩やかな色が残る平安の石仏〜》が掲載されました。





平成23年4月5日(火)

 「日月山水図屏風」
 日曜まで!

 世田谷美術館での出足が芳しくない。まあ、無理も無いことかもしれない。ただ、有料入場者数が非常に高いというので、観たい人に見てもらっている、ということなので観るかたにとってはいいことなんだろう。でも「日月山水図屏風」は日曜までなので、また他にも展示替えがありますが時間が許すかたは是非に。

 今日は修験の本拠地 金峯山寺の田中利典さんとで弟子の伊藤さんがみえた。役行者に手をあわせている姿が印象に残った。修験 これから大事なことだと思う。これから僕の宿題だ。

 憂鬱なことばかりなんで日記を書く気になれなかった。放射能 40才台以上は関係ないとか、水爆実験でしらないうちに食べてるとか言われてもちっともそう思わない。普段から食べ物には気をつかっているので、農薬も含め安心したものじゃないと買う気がおきない。いつも外食している人にはわからないだろうね。

 この前まで中国のダイオキシンの問題とか農薬のことなんか、海外での話しだと思って聞きながしていたけど、今度はこちらがそういう目でみられている。ほんと 悲しく無念なことだ。日本が誇る食文化もしばらくは駄目だろう。だって放射能汚染なんだから。風評被害というけど、やっぱりこれはわれわれがまいた種だよ。そんな言葉で人にせいにしたらいけない。いろんな面で、われわれにはおごりがあったんだ。

 一流企業、優秀な官僚、勤勉な国民・・・・。確かにその通りだと思うけど、いちから出直す気で頑張るしかない。でもこれからも今までのような延長を望むならそうしなよ。独裁者はいないんだから、国民の大勢がそうなら同じやり方を続けるしかないだろう。大政翼賛会ができるような気配だけど、僕は同意しない。まったくの政治的な詭弁。世論調査でその支持が高いというのは、それが何らかの意思が働いていることにまだ気付かないというのもさきの同じやり方ということだ。ばかばかしい。週刊誌とかスポーツ紙がまともだということは、本来相当なる危機だよ。


 観菩提寺
 三十三年に一度
 御開帳の秘仏


 伝教大師像


 泰澄大師
 このかたも修験者で
 その斧





平成23年4月4日(月)
週刊ポストに《白洲信哉 ニッポンの神仏 第53回〜国宝に比肩する大野川流域の磨崖仏〜》が掲載されました。





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