平成26年3月30日(日) |固定リンク
震災から3年過ぎた。早いもので、でも当事者の激動は続く。あるかたが、GDPの生産していない地域を助けることはあり得ない、なんて言っていたけど、もうこうした経済価値だけの議論から、ほどほどの違う価値観が必要なんじゃないかな。貨幣だって所詮道具でしょう。明日から消費税があがるけど、予算がちゃんと機能しているように思えない。線路はどこまでも続く、こうした体制は終点までいかないとダメなんじゃないかとちょっと諦めムード。桜は咲いたが、春は遠い。 今月は故宮へ行ってきた。詳しくは「目の眼」六月号に記すが、(早く書かないといかん)高校生以来の団体旅行にとまどった。迷惑をかけたかたには申し訳ないと思う。ただ、担当者に熱意というか感じられたことがあるので期待出来ると思う。ああいう年齢に任せたらいいのにね。久々にちゃんとした某新聞の上司にもお目にかかった。まあ、たいしたことないそれなりの輩もいたけど、大人になって帰ってきた。でも、博物館内の床を傘でつついて歩く、あちらさんの広報担当女史にはもっと呆れたね。どこにでも一人はいる、そのまた一人。現地の安西さん、黄さん 大変お世話になりました。 その後、週末1日だけ、祖父のベントレーに乗って伊豆、箱根までドライブ?してきた。旧知の涌井さんからのお誘いで、いい気分転換になった。もう、90年前の車は、元気元気。涌井さんも重たいハンドルとはいらないギアと格闘、ぶっ飛ばしていた。ああした古いものに触れ、冷たい風にときおりの小雨を体感すると、不思議な気分になってくる。時折横入りしてくる最新の車に、古いものへの敬意なんてものはない。おそらく経済発展ののち、経済だけではなく、違う価値観が加わってくるとしたら、欧州のような街並みとか、クラッシックカーというのが普通の風景として生活に溶け込んでいくことが大切だと思っている。 先週、14年目になる愛車のアルファロメオとお別れした。今週は「青春と読書」最後の校了を終える予定、「古都逍遥」も明後日発売号で終了になる。JR東海、宮澤さんをはじめみなさまには大変お世話になりました。春は別れの春と言うけれど、緒方さんに頼まれたページは始まった。やっぱり春は春の匂いがする。いろんな意味で楽しみたいね。一本くらい桜の名木たずねたいものである。
平成26年3月1日(土) |固定リンク
「目の眼」4月号、本日発売です。特集は「春の京都」。来月開催予定の「南山城古寺巡礼展」を中心に。表紙は笠置山から木津川を俯瞰、イメージをひろげました。京都の古美術店案内や素敵な器を使った料理店のガイド、白洲正子が歩いた『十一面観音巡礼』の南山城の古寺を国文学者で古美術評論家の青柳恵介さんがたどります。瀬戸内寂聴さん、茂木健一郎さんの連載も大好評です。 バックナンバー 平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年
平成24年
平成23年
平成22年
平成21年
平成20年
|
お知らせ 「目の眼」ご購入はこちらへ DVD白洲正子の世界「道行抄・かくれ里を旅する」を頒布中です @ssbasara からのツイート バックナンバー 平成30年
平成29年
平成28年
平成27年
平成26年
平成25年
平成24年
平成23年
平成22年
平成21年
平成20年
|
Copyright(C) Shinya Shirasu ZIPANGU Co.,Ltd. |個人情報保護方針|特定商取引に関する案内|会員規約| |