白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成24年10月25日(木)  |固定リンク

 

 大阪山本能楽堂で吉野金峯山寺の田中利典総長と「震災後の生きるヒント」の対談 春以来二度目のこと。名前の通り能楽堂なので、舞台の上での対談となる。舞台は相撲の土俵同様神聖な場で、やり難いこともあったが、すこしお能に近づけた気がする。本来、芸能は外での舞台だったので、出来る限りそんなことが感じられる場にしていってもらいたい。稀有なのは、ここは民間の人がつくった舞台で、能楽だけではなくいろんな試みを している。立派なものが都会の真ん中にある。さすがに大阪だね。舞台後 いや対談後「ひっさげ」食べに大阪の街へ。僕は大阪不案内だけど、独特の店内は大変な盛り上がり ほんとに景気が悪いのかな?ギリシャ危機のときに、ギリシャのとある街も似たような雰囲気だったけど、ラテン的なことって大事なことだと思う。吉野では秘仏蔵王権現のご開帳中です。

 翌日は作家(これが適当な肩書とは思わないけど)の辻仁成さん「人間塾」へ。坂の上の京都造形大の茶室で、講演ではなく「問答」する。これまた初めてのことだったけど、刺激的な時間だった。一方的な講演会や、なにも生産しない予定調和のシンポジウムとは一線を画す。さすがに仁成さん、ユニークな試みだ。学生や各地から集まっ た社会人が次々と「問」がくる。おそらく今の教育に欠けている「考える力」と「それをぶつける勇気」がここにあったように思う。僕も必死でいい答えを見つける努力をするも、もともとの性格からくる「無愛想」が起因しているのか、反省ばかりだね。説明力 僕にはあまりない。すみません。晩は仁成さんと京の街へ。彼流の無頼な時間が気持ちよし、よく呑みました。深謝。

 3日目は念願の備前へ。DISCOVER JAPANの高橋編集長生まれは岡山、同級生の再会を横目に勝手な僕は金重有邦さんと再会す。有邦さんとは二度目だが、人との付き合いは回数ではない。感性が近い方との会話はビンビンと、短時間だったけど濃密だった。昼は陶芸家 藤原和氏のお招きで「穴子のしゃぶしゃぶ 」を食す。これは美味。和さんとは初見だったけど来週再会予定である。食べ物の好みというのは会話以上に大事なことかもしれない。夕方、閑谷学校を見学。ここは藩校ではなく民衆の道場。備前焼きの瓦がふかれた山裾にある素晴らしい環境で、江戸時代の教育システムが下からの積み上げの多様構造が垣間見れた。民間の「問答」とそれを支える公共システム 文部省がやるのはここだろう。それが出来ないのなら各地の知事などに任せるべきだ。いま必要なのは均衡な国土の発展ではなく、多様なシステムをつくること その一番手が教育の再生だと思う。


 





平成24年10月20日(土)  |固定リンク

 

 「青春と読書」(集英社)で連載「旅する舌」が始まりました。





平成24年10月15日(月)  |固定リンク

  森川さん寄贈の日本酒

 今晩は新月 月末は十三夜のお月見になる。

 今月は六月に取材に行ったサルデーニャの友人アルヴェルトが来日。晩に伊賀肉をふるまった。週末に彼を思い出しながら誌面になる文章を書いていた。この時期イタリアと言えばポルチーニ、というのに相応しい日本酒をカメラマンの森川さんが見つけてくれた。日本酒メーカーもようやくこうした洒落たレベルをつくれるようになったね。匂いはあまり感じなかったけど、なかなかいい酒だった。そう言えばサルデーニャでまれに夏にとれるポルチーニを食べたっけ。旅の思い出が次々思い出される。写真を整理しているとあれ食べた飲んだ、そんなことばかり。昨晩は先日の取材でもらったこのわたや塩雲丹を肴にした。

 これから秋本番。マツタケと鱧は先日京都撮影の折、らく山で食べた。今週末は再び旅にでる。大阪、京都、岡山。なにがあるか今から楽しみである。偶然なんだが、週末重ねて書いていたものはみんな食の話しである。もうすぐはじまる「青春と読書」の連載も食のこと。仕事もプライベートもまさしく「食欲の秋」一色になってきた。


  サルデーニャ山のリゾート


  備前の陶板に備前の徳利と備前の海鼠腸とこのこ


  滝沢滋写す。アルベルトさんらと。





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