平成24年7月28日(土) |固定リンク
先月、サルデーニャのカスタンデイアで仮縫いしたスーツをサローネ・オンダータにとりに行く。しばらくは暑くでダメだが、秋にアルヴェルトさんが来日したときにはちょうど良さそうだ。ちょうど写真もルカさんから届く。サルデーニャ出身のカメラマンで、一見「ほんとうにカメラマン?」という気のいい方で若干心配していたが、われわれの感覚とは違った仕上がりでほっとする。かれは弁護士ではくえないのでカメラマンになった言っていたのも不安の要素だった。カメラマンがそんな簡単になっていいものかと思ったけど、もって生まれた感性があるのだろう。まあ、かれの故郷ということもあるかな。でも運転手もさせてお疲れ様でした。 暑いけど一日籠って仕事して、明日は秋への準備ででかける。昨日はそれに欠かせないコンロとオーブングリルが一体の機器をみつけた。うちではロジエールという製品を使っているのだが、販売を中止したらしく慌てて探したのである。海外の製品が中止になっている理由もわかってきた。最近義務化された安全センサーの安全基準が海外のものにはついていなくて、日本での販売ができないのだ。最近「安全安心」を耳にすることが多いが、自分で判断せず、なにかあると役所の責任にするので、役所も側も過剰に規制をかけるという悪循環がおこる。国内の産業メーカーを保護しているとも言えるのだが、このセンサーのお蔭もあって、煮込みをするのに微弱でつけっぱなしや、強火で炒め続けることも不便になったのだ。普段料理をする人ならわかるとおもうけど、いずれにしても生きている間になにがおこるかわからず、「安心安全の社会」というは幻想なのである。
平成24年7月20日(金) |固定リンク
先月末の感動的なお茶事からいろんなことが加速している。昨晩もこんな新たなものに出会うことないだろうな という絵唐津を堪能する。吹原と並んだらきっと倒れちゃうだろう。見るのと飲むのとは大違いで、こんなにしっくりとおさまるのとは驚いた。手取り、見込、石はぜ、それに俊逸なる画。アルファの8C買った川口くんが、「骨董って不思議な魅力があるものですね〜愛着がわいてきました」なんて嬉しいことをいう。珍しく合流した官休庵の若宗匠から頂戴した新刊「茶味空間」を読んでいて、「酒味空間」っているの できるかな?と真面目に思う。こうした古い酒器は、お茶と言う日本の心柱が伝えてくれた文化だが、川口くんのような世代だけでなく、じっさいに触れ感じる機会というものがないように思う。茶碗をお茶を飲む道具 盃は酒を飲むという当たり前のことを、高価だとか割ったら大変 とかいって入ってこようとしない。割ったら大変 なんているのはもうその時点で愛情も愛着も好奇心もなんにもないのである。子どもを育てるのと同じこと、大事に愛情をもってせっするのだ。 明日は京都のあるかたが、もうひとつ絵唐津を持参する(予定だ)。さきの盃を描いた人と同じだといまは思っている。酒次はどんなふうになるのかいまから楽しみにである。あ〜書いていてドキドキしてきた。
平成24年7月13日(金) |固定リンク
イタリーからもどったら、サルデイーニャで呑んだカンノナウという地品種の赤ワインと白ワインが送られてきた。ブログかなにかで読んだのだろうか?でもうれしい反応である。先日川井さんと河口湖へ行ったときに、みえない富士を連想しながら夕方からのんだ。癖はあるので好き好きはあると思うけど、僕はかなり好みの味だ。つまり個性があるということ。サルデーニャはトスカーナとか他の欧州の産地みたいに、一面のブドウ畑はなかったけど(あるかもしれない)カラスミを養殖してつくったりまぐろをとっていたり、また山には子豚の丸焼きに羊など豊富である。結局富士は顔を出さなかったけど、お蔭でいい休日を過ごすことができた。こんど秋にサルトの社長が来日する。いあまから再会が楽しみだ。
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