平成24年8月31日(金) |固定リンク
「ひととき」2012年9月号(株式会社ウェッジ)に、「『古事記』と『古事記伝』─日本人の生き方」が掲載されました。詳細はこちら。 平成24年8月31日(金) |固定リンク
二百十日。気が付いたら今月は一度も更新していなかった。車が壊れ旅も軽井沢だけだった。避暑だから旅とは言わないか?明治に伝わった習慣はわれわれに身についてきたようだ。暑さ寒さ、季節をいかにすごし体を気遣ってきたか、節気や雑節によくあらわれているが、暑いからそこから移動してしまおう。というのは土地を基本に暮らしていた農耕民には思いもつかない考えだったんだろう。お伊勢参りや熊野詣の代参をお願いしたのも、旅はそんなに気軽なものではなかったからだろう。 軽井沢、日光、箱根、、、。欧米のかたがたは仕事ごと場所を移動した。休みの概念だったまるで違う。最近はすこしよくなったというが、パリからは人が消え南へむかう高速は大きな荷物を積み、トレラーをひっぱたりと、おもいおもいのバカンスをすごすのに真剣に生きている。長い人はひと月休暇をとる。羨ましくもあるが、日本のような機微な自然のある国に住んでいると、旅にでなくても変化を感じることができる。これから食欲の秋 紅葉の秋がはじまる。花鳥風月 いい言葉だね。 旅のかわりに今月はよく呑んだ。一昨日はコテンパンにやられた。経済をけん引した猛烈な先輩方は、原発なんてセンチメンタルなことだと思っていた。僕は経済界があんなに反対するのはポーズだと思っていたけどそんなことはない。底辺までしっかりしみこんだ思想なのだ。同意できないことも多かったけど、なんでも反対の生産性のない意見より拝聴することが多かった。「俺たちがきずいた世界」という自負にいい刺激をうける。多様性 自然と順応して生きてきたわれわれは、二者択一なんて狭量な風潮を許してはいけない。考えることを放棄してもいけない。きょうは夜空を見上げてしみじみと有難さを感じようと思う。 バックナンバー 平成30年
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