白洲信哉 SHIRASU SHINYA OFFICIAL WEBSITE


平成21年1月26日(月)

 若草山山焼き

若草山の山焼きをみてきた。景気を象徴しているのか?いい感じでは燃えなかった。例年あんなものという人もいるし、評価は各々のようだ。だが、花火のあとにいっせいに点火されるのだが、ポスターのように花火と山焼きを同時に見れることはないようだ。こういうものもなんとか偽装の一種ではないだろうか?僧兵が登場したり神官や僧侶が神事を行っていて、かろうじて昔の名残があるが、コンサートや花火などお祭りイベントと化している。それも時代の流れというのかもしれない。以前は成人式の15日の行われていた。15日は小正月 正月も終わり松飾を燃やす時期に開催されていた。元服は成人式にかわり、小正月も3連休にしたいがために事実上なくなった。年中行事は日付にも意味があるのだ。どうも都合よく変えられている。昔15日は春日大社の舞楽初めでその夜に山焼きがあったという。
点火されるときも消防団のラッパが合図だった。なんでラッパなのか?法螺貝では駄目なのか?僕は興ざめすることばかりだった。
日曜日は聖林寺に十一面観音を拝みに行ってきた。やっぱり最高の仏さまだとあらためて思った。
夕方京都に立ち寄り、茂木さんと会った。かれはブログで毛玉のことを書いていたが本当にひどいセーターだった。今度買ってあげようと思った!でもかれは本当に心があるいい先輩である。感動を共有できるし相変わらずのいいフットワークだった。晩に岡さんというかたにお会いした。きずいたら二人で飲んでいた。なにもかも良い晩だった。いい音楽を聞かせていただいた場所のわからない劇場にも感激した。マスター うるさい客で済みませんでした。
京都はやっぱりいい。陛下に御所へお戻り頂きたいと心の底から思った。



平成21年1月26日(月)
週刊ポストに、“白洲信哉 続ニッポンの流儀 第4回 〜文楽〜”と、“古都逍遙・庭園に遊ぶ”が掲載されました。





平成21年1月18日(日)

 河口湖からの暁

河口湖で明け方から富士山をみる。昨日の長尾峠からの富士と逆側、皆さまはどちらからの富士が好きだろうか?湖畔の浅間神社でお参りし、峠を越えて甲斐の国へ入る。桃畑の中にある釈迦堂遺跡の博物館に立ち寄った。全国から発掘されている土偶の一割はここからのものである。ここは全国でも珍しく高速道路直結の博物館である。興味ある方は中央道釈迦堂パーキングで車をとめて訪れるといい。今日は山梨の浅間神社 山宮という元宮と甲斐の国一ノ宮である浅間神社にも立ち寄る。近くに国分寺跡もあって風光明媚、山梨県の中心ではなくなってしまったが、縄文の頃からこの辺りは先端地域だったのだ。
昼飯に「手打ち蕎麦 し奈乃」に寄る。ここに寄るのは初めてなんだがここの蕎麦汁を二十年来取り寄せている。生粉打ち蕎麦を注文したのだが、ぱさぱさせずかといって風味が強いわけでなく、なかなかよかった。汁を送ってもらっている白洲です、とご挨拶したら主人が出ていらして「初めてお立ち寄り頂き有難うございます」と丁寧な挨拶をうけて恐縮した。
余談だが一緒した押鐘さんが十何年も前に取材したことがあるといって挨拶されていた。世の中狭いものである。
帰りがけに先祖の白州に寄り道。僕が白洲はここが出身と感じた尾白川 甲斐駒ケ岳から流れる清流は白砂に覆われている。名は風景そのものを表現しているのである。すぐ横の駒ケ岳神社の由来はこの地にいた天津速駒命だという。はじめての神様だが「速駒」のごとくこれからも旅をしたいと思った。東京への車中からまた富士がきらきら輝いていた。

 白洲家先祖の地



平成21年1月17日(土)

 田貫湖より

朝から富士山と浅間神社を隈なくまわる。須走、山中湖、忍野 昼前に着いた富士吉田の北口本宮浅間神社は参道や仁王門の礎石も残りなかなかよかった。ここへ来るとまた違った富士山がいる。富士吉田には明見、御室、新倉と浅間にとりつかれて巡る。河口湖の浅間神社は大杉に覆われ名神大社 延喜式内社の社格だった。最後に田貫湖から夕景をぼんやりみた。朝から晩まで雲一つ無い富士を堪能した。しばらく富士は沢山だ!何事も徹底するとまた次にいけるように思う。富士山については近々に書きたいと思っている。

 新倉浅間神社より

 富士吉田北口本宮浅間神社

 河口湖浅間神社 大杉



平成21年1月16日(金)

 長尾峠からの朝富士

富士山に来ている。やっぱり日本の日本たるものだ。天気がよく一日中一緒に過ごした。富士山を取り囲むように浅間神社があるのだが何で浅間なのかいつも気になる。この際と夜明け前の長尾峠にきた。いろんな角度の富士山があるけれど見慣れているせたいかやはりこの眺めがいい。氷点下6° 月明かりの富士は白と黒だった。徐々に明るくなり星が消えた。すると富士が赤みを帯びてきた。初めて見る赤富士だ。早起きは三文のなんとかを実感し富士山を満喫した。さあ朝飯を食べることにしよう。

 村山浅間神社

 富士宮浅間神社本宮



平成21年1月15日(木)
週刊ポストに、“白洲信哉 続ニッポンの流儀 第3回 〜冬の食〜”が掲載されました。





平成21年1月8日(木)

 苗場山頂

今週はスキー場にきている。三が日あけてからなので比較的空いているし、天気もまあまあなので楽しんでいる。ただ、三日目になると一日滑っているのがきつくなってくる。年を追うごとにこの傾向は顕著になる。対して愚息は年々体力もつくしうまくなってくる。負けないようにと気張っているが、来年当たりは抜かれそうである。
久々に苗場に来たが、中国や欧米のかたがたが多いのに驚いた。スキー人口は減少しているのでその対策なのであろう。日本のスキー場の設備は海外と比べてもいいと思う。一番足りないのは海外では当たり前にあるコンドミニアムの宿泊施設である。欧米並みのものが整えば僕も嬉しい。スキー場の食事はどうもあわなくて困る。帰って一日遅れの七草粥に大島の干し秋刀魚、角館の納豆が食べたい!

 リフトから



平成21年1月5日(月)
1月5日発売 週刊ポストに、“白洲信哉 続ニッポンの流儀 第2回 〜茶の楽しみ方〜”が掲載されました。





平成21年1月3日(土)



伊勢 安乗文楽を見に行く。文楽について近々ポストに書きます。風が強く寒かった。折口信夫が魂の居場所と記した大王崎が近く、彼方の海へ向かって神事が行われた。先年観た文楽とは趣向が違っていたが日本の芸能は神に捧げるものだと改めて思った。
伊勢神宮への参拝客や帰省客など行きも帰りも混雑していた。特に帰りは賢島からの近鉄、そして名古屋からのJRとも喫煙席しか取れず往生した。普段愛煙家に同情したくなるほど昨今の禁煙は異常に思っていたが、満席の中4時間以上 煙にいるのは苦痛である。同じ様な喫煙席しか取れなかった家族連れ そして子どももいる。全席禁煙とか路上禁煙とか言われるけれど、過剰にならず「分煙」を徹底するべきではないか。喫煙のみの国際線があってもいいと思う。混雑しているときは何か対策を切に願う!





平成21年1月1日(木) 元旦

 大松明引

大晦日、山形県出羽三山神社の例大祭に参拝。羽黒山山頂は修験道のメッカ、明治維新の廃仏毀釈、修験道禁止令によって姿を変えはしたが信仰がそう簡単に滅びるわけではない。地元の若者や年配のかたがたを中心に吹雪の中活気ある祭りだった。神仏が混交し不思議な空間を構成していた。飛んだりはねたり神の使いのウサギが乱入したり・・・・でも寒かった。火の有難さが身に染みた。一通りの神事を終了し真夜中二時に下山した。すると麓まで初詣の車で渋滞だった。雪国の人々にとっては大した雪でなかったのかもしれないが、平場を晴れ着姿で参拝するのとはわけが違うのである。
というわけで今年も早々に旅が始まった。本年も好奇心旺盛に全国を歩いていきたいと思っている。茂木さんの日記に「スケルツオ」という言葉を発見し、変わらず過激に、でも今年少しは日々理解が違う人の輪にも分け入って「激情」していきたいと思った。それにしてもあんな書き方するけど、茂木さんが一番の「スケルツオ」なんだよね。
さてさて、家族の冷たい視線を浴びながら二年続けて僕の我侭に付き合ってくれた太田さんに酒井さん、本当に有難うございます。そしてまた明日からの伊勢も宜しくお願いします!

 験競



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